PBのリストを印刷する
これは何？
PB-SIM形式のリストファイルを読み込み、PB-100のリスト画像ファイルを作成するアプリです。
Windowsで動作します。
使い方は？
「ダウンロード Ver.?.?.? (インストーラー版)」からインストールパッケージをダウンロードして下さい。
インストーラー版は、zipファイルを解凍したフォルダに setup.exe があります。
setup.exeを実行するとインストールが始まります。
インストール後は、スタートメニューから PrtOn を実行してください。
（注意）古いバージョンが既にインストールされている場合は、先にアンインストールしてからインストールを行って下さい。
インストールできない場合は zip圧縮版 を使用して下さい。
zip圧縮版は PrtOn??? というフォルダ内に必要なファイルがあります。任意の場所に置いてご使用下さい。 使用時は、prton.exe を直接実行して下さい。
開いたウインドウにエクスプローラーからBASICリストファイルをドラッグ＆ドロップして下さい。
入力したファイルと同じフォルダに「入力ファイル名.png」というファイルが作成されます。
注意として、ソース中の日本語には対応していません。
test.basの内容
出力された test.bas.png
特殊文字の対応
以下の特殊文字の表記に対応しています。
トランプのスートは2種類の字体がありますが、どちらも同じ字体に変換されます。
PB-100とPB-110とで文字コードが同じであるためです。
| 表記 | 特殊文字 |
|---|---|
| \UA | ↑ |
| \GE | ≧ |
| \LE | ≦ |
| \NE | ≠ |
| \PI | π |
| \EM | E- |
| \EX | E |
| \CI | 〇 |
| \SG | Σ |
| \DG | ゜ |
| \TR | △ |
| \CR | × |
| \DV | ÷ |
| \SP,\S2 | ♠ |
| \LA | ← |
| \HT,\H2 | ♥ |
| \DI,\D2 | ♦ |
| \CL,\C2 | ♣ |
| \MU | μ |
| \OM | Ω |
| \DA | ↓ |
| \RA | → |
| \\ | ￥ |
| \SQ | □ |
| \DT | ・ |
| \BX | ■ |
| ^ | ↑ |
| \BS | ＼ |
| 表記 | 特殊文字 |
|---|---|
| >= | ≧ |
| <= | ≦ |
| <> | ≠ |
| PI | π |
| EM | E- |
| EX | E |
いろいろ調整できます
以下の項目を設定することで出力を調整できます。
- 行番号の文字数：1行の中の行番号に使用する文字数。
- １行の文字数：１行の折り返し位置の設定。行番号とその後ろの空白も含む。
- 縮尺（横）：横の縮尺。単位は％。
- 縮尺（縦）：縦の縮尺。単位は％。
- PB-100フォント：チェックを外すとPB-110以降のフォントになる。
- 行間：行と行の間。１文字文の高さを100とした割合で設定する。
- 余白：印字範囲の外周に設ける余白。１文字文の大きさを100とした割合で設定する。
ライセンス
このプログラムはMITライセンスとします。
Released under the MIT license
https://opensource.org/licenses/mit-license.php
ソースコードは下記から取得可能です。
ソースコードのダウンロード
文字フォントについては、Bernie氏のPocketBASIC Simulatorのものを許可を頂いて使用しています。
そのため、文字フォントのライセンスはPocketBASIC Simulatorに準じるものとします。
PocketBASIC Simulator
履歴
■Python版
2024/05/23 Ver.0.0.3 仮リリース、EMとEXは非対応
2024/05/23 Ver.0.1.1 試作、PB-100のフォントのみに対応、行間を広げてプリンタ印字に近づけた
2024/05/27 Ver.1.0.0 初版、プログラムエリアと行番号の出力をプリンタに合わせた
2024/05/28 Ver.1.0.2 一部数値のエスケープ文字に対応、アイコン追加
2024/05/31 Ver.1.0.3 pyinstallserがウイルスチェックに引っかかるので対処した
■C#版（Visual Studio Community 2022 .NET8）
2024/06/15 Ver.0.2.5 C#によるWindows用として作成
2027/06/17 Ver.1.0.0 フォントの切り替えと行送りを追加
2024/06/18 Ver.1.0.1 zip圧縮によるリリース
2024/06/25 Ver.1.0.2 インストール版作成
2024/07/15 Ver.1.1.0 余白追加、\HHに対応、折り返し位置が右端の時の不要な1行を出ないように修正、その他バグ修正
2024/07/15 Ver.1.2.0 \S2,\C2,D2,H2,\BS に対応、\PIの不具合修正
なんで作ったかというと
PB-100のリストはFP-40で印刷してキャプチャしたものを使っていたのですが、FP-40が動かなくなってしまいました。
PBとPCをUSB経由で接続できるようになり、PB-SIM形式のリストに変換できるようになったこともあり、
そのリストをPBのフォントの画像ファイルにできないかな？ということを思い立ち、変換アプリを作りました。
実際には何人か先人がいらっしゃったようなのですが、
ライフラインは自前で用意しないといつ供給が途絶えるかわからないのがインターネットの世界、
と自分に言い訳しつつ作ったのでした。
余談ですが、最初Pythonで作ったのですが、exe化するのにPyinstallerを使ったところ、セキュリティソフトに引っかかり、
苦労して回避したら今度はブラウザがウイルス扱いしてダウンロードできません。ということでPythonを断念して
C#で作ったのですが、これはこれで必要なファイルが多くてインストーラーがないと頒布が難しいという事態に。
今時exeファイル１つで動く・・・というのは難しい話でしょうか？